昼間は窓際のカーテン越しに、部屋全体を見るように寝そべっておりリビングやキッチンの様子をうかがってご飯の準備や出かける準備をしだすとそわそわして後をついてきます。
休日の昼間に買い物で外出をするため服を着替え普段と違う行動をすると、自分も連れて行ってもらおうと、体をくっつけてきます。
「僕はここにいるよ~」「どこに行く気だぁ~」
と言わんばかりに、アピールがものすごいです。
ただ、そんなラッキーでもやっぱりひとりで過ごしたい時もあるようで、そんな時は布団にくるまったり、ソファの裏に隠れ忍者のように気配を消し去ります。
犬には苦手なにおいや音があるようで個々によって様々みたいです。
ラッキーはにおいについては特に嫌いなものはなさそうです。逆ににおいのきつい、例えば仕事終わりの足のにおいや運動後の汗のにおいなどラッキーママも拒絶するようなにおいも気にせず鼻を近づけます。
音については高音の金属音などは目も当てられないほど落ち着きがなくなり、長時間聞き続けると、おなかを壊したりして結構神経質です。
そんな時は、2階へ上がってのんびり静かに過ごすのですが、これがまためんどくさいのです。
なにがめんどくさいかというと、ラッキーはひとりで2階に上がることはできません。過去のトラウマか家の階段を上ることができないため、必ず介助が必要です。しかもそのアピールがすごい。
階段の前に座り、2階を見上げひと吠え「ワンッ!」と、大きくもなく小さくもなく吠えます。だれも気づかず放置してしまうと、続けて「ワンッ!」と吠えます。これが2階に上げてもらうまで続きます。
なので、階段前で「ワンッ!」と吠えればどちらか近いほうが18kgのラッキーを担いで2階に上げます。結構な重労働です。2階にも自分のポジションがあるようで気が済むまで静かに過ごします。
2階に上がるということは1階に降りなければならないというで、もちろん降りてくる時も合図は一緒です。
階段前でお座りし、1階を見下ろしひと吠え「ワンッ!」と、大きくもなく小さくもなく吠えます。そのため必ず寝ている時でも耳だけは澄ましておかなければ、用事が終わるまで永遠に吠え続けます。
ただし、空耳の場合もあるので必ずラッキーの位置を確認しなければなりません。特にラッキーが2階から「降ろしてくれ!」と1階に合図を送ってくる場合、決まって半分だけ顔をのぞかせます。それがしかもわかりづらい!
階段前にいるのかいないのかがわからないので、吠えたのか吠えてないのかがわからない。逆にもうちょっとはっきりアピールしてもらったほうが、動きやすいんだけど・・・
なので、いつもラッキーが半身だけ顔をのぞかせ吠えるときは、「おまえは古葉監督かっ!」と心の中でつっこみつつ、往年の名監督を懐かしく思い、今年の横浜ベイスターズの活躍にほくそ笑んでいます。